ビリーバンバン菅原さんがアニメ、ゲームの曲をカバー
ビリーバンバンというグループを皆さんは知っているだろうか。いいちこのCMの曲を歌っている人たちと言えば大抵の人はわかるであろう。
透き通るような声と緩やかなミュージックで作られる曲は、どれも素晴らしい。
そんなビリーバンバンであるが、今メンバーの1人菅原進さんがニコニコ動画にてアニメやゲームの曲をカバーしていることはあまり知られていないかもしれない。
ことのきっかけはメカPさんという動画投稿主がビリーバンバンの声を編集してアイドルマスターの曲「薄紅」を歌わせたことだった。
ニコニコ動画では、特定の人物の曲やセリフなどから、文字を一文字ずつ編集で抜き出して、それらを繋ぎ合わせてまるで本人が言っている、歌っているかのように編集する動画が一ジャンルとしてあるのだが、(簡単に言うと人力初音ミク)このビリーバンバンの「薄紅」もその一種である。
このメカPさんの動画が上がって数ヶ月後、なんとご本人であるビリーバンバンの菅原さんがニコニコ動画に「薄紅」を歌って投稿したのだ。
さらにただ歌うだけじゃなくビリーバンバン風に編曲までしている。驚くべきことだ。
アイマス曲「薄紅」をビリーバンバン菅原進が歌ってみた。 - ニコニコ動画
菅原さんは、それからアニメやゲームの曲、他のアーティストの曲を定期的にカバー、編曲したり、自分の曲を歌ったりしてそれを撮影し動画として投稿を続けている。手作り感あるPVもおもしろい。
(下記画像参照 2020.9.2.11:52現在のもの)
最新曲はハルヒの「冒険でしょ?」である。
「涼宮ハルヒの憂鬱」OP曲『冒険でしょでしょ?』をビリーバンバン菅原進(72才)が歌ってみた。 - ニコニコ動画
菅原さんがエンドレスエイトでのキョンの演技をしているPVだ。
菅原さんの動画は最近の私の癒しの1つになっている。皆さんも是非一度聴いてみて欲しい。
『東京ゴッドファーザーズ』について…
注意:私が大学の頃書いたコラムです。かなり拙い文章なのでご注意を。
『東京ゴッドファーザーズ』について…
2015年、12月。クリスマスが後2日と迫ったときだっただろうか。僕はツタヤにいた。お目当てはクリスマスの時期になると定期的に観たくなるある一本の映画を借りるためだ。話が少し逸れるかもしれないが、クリスマス映画と言ったら、皆さんは何を真っ先に思い浮かべるだろう。定番と言ったら、『ホームアローン』『34丁目の奇跡』『ナイトメアビフォアクリスマス』の三本だが(あくまで個人の感想)、B級映画が好きな方は『サタンクロース』を思い浮かべるかもしれない。
僕の目当ての品は『東京ゴッドファーザーズ』というアニメ映画だった。この作品は、クリスマスの夜に捨てられた赤ん坊の母親を探すためにホームレス二人組(おっさんとおかま)と家出少女が奮闘するという、笑って泣けるロードムービー的良作映画なのだが、世間的にそこまで知られていない。そういう作品を褒めるとサブカル糞野郎とか言われるのだが、僕は何と言われようともこの作品をお勧めする。是非クリスマスに観て欲しい一本だ。
『東京ゴッドファーザーズ』はクリスマス映画としても優秀だが、この作品の監督である(世間的に言ったらOVA版ジョジョの奇妙な冒険を手掛けたことで有名な)今敏(こんさとし)監督の入門作品としても優れている。
僕は彼の監督した作品、脚本をした作品を全部観たのだが、彼の手がけたほとんどの作品ははっきり言って世間受けしないと思われる。監督としての処女作『パーフェクトブルー』では、元アイドルに迫るストーカーの狂気を描いたかと思って観ていたら、途中から主人公ミマの妄想と現実が混ざり合っていき、観ている人々はどれが事実でどれが虚構かラストに近づくにつれてだんだんとわからなくなっていく。この姿勢はほぼすべての作品で貫かれている。次作の『千年女優』では、主人公が出演した映画(虚構)と現実が、監督にとって初のテレビアニメ作品である『妄想代理人』では、妄想と現実が、脚本を手掛けた『彼女の想いで』では、主人公や宇宙船の記憶と現実が、そして、映画としては遺作である『パプリカ』では、夢(虚構)と現実が入り混じっていく。
『東京ゴッドファーザーズ』は、その姿勢を彼が崩した唯一の作品だ。だから、今敏の作品を見始めたいと思う方が居たら、声を大にして僕は「初めは『東京ゴッドファーザーズ』から見始めるのがオススメだ。」と言いたいのである。
(ちなみに、冒頭の話の続きだがみんな思うことが一緒なのか5つあるレンタルDVDがどれも借りられていて、結局その日は借りることができなかった。)
Kindle Unlimitedで毎日一冊ずつ読む②
※Kindle Unlimitedは予告なく終了する作品も多いので、あくまで執筆現在Kindle Unlimitedに入っている作品ということであるので、注意して欲しい。
『とある新人漫画家に、本当に起こったコワイ話』
主人公は作者自身でいわゆるエッセイ漫画である。
某大手出版会社(作中では名前が伏せ字無しに何度も出てくる)に対するある意味告訴状のような内容で、
・1600枚以上の色紙を報酬ゼロ(しかもカラーで描くように頼まれていた)で描かされる。
・打ち合わせの約束をすっぽかされる。
などなど無責任な行動の多い編集者とのやりとりが事細かに描かれている。
編集者とのやり取りで作者自身の精神が壊れていく様を見るのは辛いものがあった。
長文で描かれる作者の魂の叫びは、心に染みた。
エッセイ漫画というと、昔は子育てもの(『ママはぽよぽよザウルスがお好き』、『うちの三姉妹』他)などのほほんとした日常を描いたものが多かったが、昨今は幅を広げていきこういった作者の悲痛な叫びを描く人間の負の部分を扱うものが多くなってきた。(『ど根性ガエルの娘』、『さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ』など)
昔で例えると山田花子が実体験を基にした漫画で描いていたものに近いと言える。
話を戻そう。編集者のやり取り以外で印象に残ったシーンは、Twitterやブログなどで作者と読者の距離が近くなったが故の苦悩だった。
作者はブログやTwitterで今回の編集者とのやり取りや自身の心情を綴るのだが、読者の意見は様々で、作者を心配して擁護する人もいたが、悪く言う人も中にはいた。
作者はそれで読者の目が気になり始めナーバスになり、ブログの記事が勝手に某まとめサイトに歪曲した内容で引用され使われた時、消したらどう言われるのだろうかと思い悩み、消すか消さないか少し迷ってしまっていた。
このシーンは現代ならではの悩みを描いたもので、読者と作者の距離が近い故に苦悩することもあるのか、と感じた。
以上のようにこの作品は負の描写が多いものである。昨日レビューした『全員くたばれ大学生』は主人公の叫びを笑うことができたが、今作品は一切笑えない。フィクションではなく本当の叫び声だからだろう。
出版業界の裏側を知りたい方には是非オススメの一作だ。
Kindle Unlimitedで毎日一冊ずつ読む①
Kindle Unlimitedで気になった作品を読むシリーズを今日から始めることにした。Kindle Unlimitedは予告なく終了する作品も多いので、あくまで執筆現在Kindle Unlimitedに入っている作品ということであるので、注意して欲しい。
『全員くたばれ!大学生』
サレンダー橋本
あらすじ
大学生の大学生らしい悪い部分を心の中で指摘しながらも、少し憧れを抱く主人公。彼には人の目を気にし過ぎるあまりに見栄を張った嘘をつく癖がある。また、孤独で1人でいることが多い。授業中もそうだ。(状況は途中で少し変わる)
そんな彼が出会ったのは、大学生を憎むおじさんだった。おじさんは大学生に罵詈雑言、時には物理的な制裁を浴びさせる。
おじさんを少し警戒しつつも、一緒に主人公は行動していく。
実はおじさんが大学生を憎むのには理由があり、大規模な復讐を考えてもいて…
というお話。
補足
おじさん以外に重要なキャラとしてはヒロインが登場している。(可愛い)彼女は主人公と同じ講義を取っている。そして、主人公の様子を時折観察して何か気になったことがあったら忠告することもある。
彼女がよく主人公を観察している理由は1巻の段階では謎だ。
感想
私も主人公と同じく大学時代はよく1人で授業を受けることがあり、また、人の目を気にしてもいた。なんなら、哲学書も読んでた。なので、主人公が大学生らしい大学生に対して心の中で指摘している部分に関してはかなり同感するものがあった。
作者の後書きを見る限り実体験を基にして書いている部分もあるみたいなので、主人公やおじさんの叫びは作者の魂の叫びなのかもしれない。
以上の感想でもわかるよう、私のように、どちらかと言えばいわゆる大学生時代拗らせていた方にこの物語は響くと思われる。
セリフ、キャラクター、仕草、行動、どれをとっても大学生らしい大学生の描き方が完璧で、作者の筆致には敬服の念すら覚える。
おじさんの復讐計画は無事実行できるのか。ヒロインの思惑は。主人公が辿り着く答えは何なのか。などなど色々な点で続きが気になる作品である。
今期アニメ1話感想
1.虚構推理
あらすじはネタバレになりそうなので、割愛。
妖怪推理もの。1話の時点では、推理シーンはあまり無かったが、男主人公の謎も気になるし、妖怪や知恵の神となるというヒロインの設定が諸星大二郎、蟲師好きとしては心躍ったので、視聴決定。
戦闘描写やギャグ描写も演出、作画ともに良かった。
2.異種族レビュアーズ
ファンタジーな世界で、様々な種族の風俗店に通う冒険者たちを描いた物語。
私は原作の1巻をアニメ化決定後読んだことがあるのだが、読了後こんなのアニメとして地上波で放送して大丈夫なのか、と心の中で突っ込んでいた。しかし、無事放送された。内容も原作に史実で。あれするシーンももちろんある(規制付き)。台湾では無修正で配信されていたという。とんだ狂ったアニメ会社だ。
ギャグも作画も演出もとてもよく、原作の少し単調とも取れるレビュー部分もかなりうまくアレンジしていた。
OPが汚いヤングマンで映像ともにかなり責めてて思わず最初見たとき吹き出してしまったが、EDはさらに責めてて、あまりの酷さに笑いが止まらなくなってしまった。
視聴は継続する。
3.映像研には手を出すな!
女子高生3人がアニメを制作する物語。
元々原作が大好きだったので、少々不安があったが、監督が湯浅さんなだけあって、素晴らしい出来であった。
背景美術、各キャラの動き、あと、主役3人の声、そして一番不安だった3人のイマジネーションが爆発し最強の世界(空想)を作るシーン、どれをとっても最高で、見終わった後、即視聴継続決定した。
後も、色々見ているが、今回はここまでとする。
昨日、今日読んだ本を簡単まとめ①
特に記憶に残った部分をまとめる。
三色ボールペン情報活用術
赤;最重要(客観)
青;まあ重要(客観)
緑;おもしろい(主観)
・読んだ時想起される感情のカテゴリーを上記のような分け方で、3色ボールペンで文書に直接引くことで情報を整理する。
・キーワードを見つけながら、丸を囲み、読み進めていくことで、著者の表現したいことを適格につかめるようになる。
・緑(主観、自分の文脈)と赤と青(情報の客観的な価値)を組み合わせることで情報は自分のものとなり、活用可能になる。
気分が塞いでいる時にオススメの動画(1)
今回は(初回であるが)気分が塞いでいる時に私がよく見る動画を2本紹介したいと思う。
どちらも笑えて、辛い現実を忘れられてオススメだ。
1.ネッキーとあそぼう わんぱく☆パラダイス 第4回 (参加型) - ニコニコ動画
とある地方局で放送された子供番組である。
子供番組と言っても、かなり狂気に満ち溢れており、間違っても子供に見せてはいけない代物だ。見せたら泣く子もいるかもしれない。
(狂気の例)
・番組スポンサーが怪しすぎる
・子供が無理矢理タイトルコール
・オバサン声の棒読みキャラクター
・殴り書きの絵本
などなど
狂気が一周回ってシュールな笑いを呼んでおり、大人が見たらとても笑える筈なので、オススメである。
私は初見の時、変な笑いが体の奥底から込み上げてきて、爆発した。
赤ずきんが狼の腹の中に入り、狼の健康状態を垣間見るという内容の自主制作アニメである。
作者は今やNHKで冠番組(「びじゅチューン!」)を持ったり、モッツァレラチーズのCMを手がけたりなど、多方面で活躍するメジャー作家なので、絵柄に見覚えがある人も多いかもしれない。
ミュージカル調の作品で主人公の赤ずきんはよく歌うのだが、その歌がヘンテコで、お世辞にもうまいとは言えない。また、突拍子もない展開も続く。しかしそれが上手いことミックスされ、シュールな世界観を生み出し、とても魅力的な作品に仕上がっている。5分半しかないので、見やすいのも良い。
とにかくすぐに笑いたいという人にはオススメの動画である。
作者の他の作品もどれもおもしろく元気が貰えるので、オススメである。
(私は「委員長はヴィーナス」が好き)
他にも紹介したい動画はあるのだが、今回はここまでとする。続きは次回で。
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